「シングルマザーのくせに」と言われる10の理由と対処法

「シングルマザーのくせに」「母子家庭、ずるい」こんな暴言やニュアンスを感じることを言われたことはありませんか？

私自身、シングルマザーとして生きていますが、こんな直接的ではないにせよシングルマザーに対して「よく思ってないんだな」と感じることは何度かありすごーく嫌な思いをした経験はあります。

この記事では、そんな境地に至った私のそんな奴らをぶった切るメンタル術と思考法を紹介します。また、そんな失礼な言動をする人の特徴と「シングルマザーのくせに！」と言われがちな理由を10個紹介します。

「シングルマザーのくせに」と言われがちな10の理由

まずはじめに断っておきますが、以下で「シングルマザーのくせに」と言われがちな理由を紹介しますが、それらがあるからといって「シングルマザーのくせに」と言われて当然とは思っていません。

結論からいうと”自分よりみじめな立場であるはずのシングルマザー”が自分より

• 楽している
• チヤホヤされている
• 贅沢している
• 楽しそうにしている

「許せない～！！自分はこんなに苦労しているのに！！ムキーｯﾂ！！」っていうのが根底にあるのだと思います。

じゃ具体的にどういった場面がシングルマザーへの僻み・妬み・嫉みとなるのか1個ずつみていきましょう。

養育費をもらっている

「元夫から養育費をもらって生活している」

これだけで「楽している」と考える人もいますよね？いやいやいや、養育費はラクするための費用ではなくて別居する親が、子どもの養育のために払う義務なんですよ。

なかには「養育費もらっている？」と聞いてくる下世話な人もいます。

国からの手当や優遇、減免がある

ひとり親家庭だと国からの手当や減免があり「いっそ、離婚した方が生活楽かも～」と嫌味を言われることも。

確かに以下の手当や減免があり、大変感謝しております。

• 児童扶養手当
• 給食費の減免
• 学童費用の減免
• ひとり親控除

だがな、児童扶養手当っていっても年収360万円程度で打ち切られるの知ってるんか？もっと言うと養育費もらってたらそれも込みで計算されるんぞ？あとな、1人当たり満額っていっても4万円強だからな？

言いたいことありすぎますが、最近はこの一言で黙らせることにしています。

元旦那と良好な関係を築いている

元旦那と協力して子育てをしているなど表面上協力体制が築かれている場合、ねたまれる可能性がありますね。

もちろん、偽装離婚はダメですが何かしらの理由があって離婚しているわけです。ですが、お互い大人になって距離感を保って良好な関係を築こうと努力している結果なわけで。

特に、旦那が育児に非協力、不倫している、金遣いが荒いなど夫婦仲が悪い人からこういった妬みを受けるケースが多いです。

実家の援助を受けている

実家が裕福、実家に住んでいる、実家の家族が子育てをサポートしてくれる。

こんなシングルマザーも「シングルマザーのくせに」と非難を受ける対象になりがち。

「いやいやいや、それであなたに迷惑かけましたか？」「実家の面々があなたにグチをこぼしにきましたか？」と聞きたくなりませんか？「自分はワンオペで頑張っているのに！！」という気持ちもわからんではありませんが、それをシングルマザーにぶつけるのはお角違いってもんです。

子どもが優秀

子どもの成績が優秀、優しくて人気者、など子どもの能力や性格に対し「シングルマザーのくせに」とやっかまれるケースもあるようですね。

少し話はずれますが、うちの場合そういった理由でやっかまれることはないのですが、習い事で「シングルマザーのくせに」という圧を感じるケースがあるのでご紹介を。

子どもの要望でバイオリンと英会話を習っています。ですが人によっては「2つも習い事している」「ましてやバイオリン？」みたいな圧を感じることも。ですので、基本的にはリアル世界では習い事の話は積極的にはしないようにしています。

少なからずこうした気持ちはあるので、イヤな気持ちにならないために習い事の話をする人は選んでいますね。

周りの人間から頑張っていると評価される

ひとりで家事に育児に仕事にまい進するシングルマザーはその生活スタイルを褒められることも。

ですが、それが面白くない人もいるんですよね。

「勝手に離婚して、生きているだけなのにそっちばっかり評価されて何なの？？」みたいな。ですが、当のシンママ本人は褒めてほしい、認めてほしいなど思っておらず、自分の生活で精いっぱい。つまり自分の人生を全力で生きているわけです。

多分、その全力さ、パワフルさや強さが人を惹き付ける要因でもあるのだと思います。が、やっかんでる人は他人にばかり目を向けて批評してきますよね。

恋愛を楽しんでいる

彼氏がいる、離婚後モテているシングルマザーに対して「シングルマザーのくせに！！」ってなる人も多いですね。

お局様いわく「シンママの方がモテる（怒）！！私の方が戸籍はクリーンなのに！！」とのこと。

確かに戸籍はキレイかもしれませんが、誰がこんな人と結婚したいと思うのでしょうか……？？（言いませんが）

あと、シングルマザーはモテるっていうのは半分正解で半分間違いだと思います。

なぜなら、シングルマザーって離婚歴があって、子どもがいるため一般的な恋愛対象からは外れがち。普通に考えて敬遠されるわな。

それでも需要があるということは、

• シンママを下にみているヤリモクからのモテ
• 元々美人でモテていた人が独身界に再度リリースされモテ期再び状態
• 懸命に生きているその生命力や逞しさが魅力につながっている
• シンママ自体がモテとか異性を意識しておらず気軽に話しやすい

この4つに集約されると個人的には思っています。

お局様が言いたいのは「シンママで離婚歴もあって、子どももいるくせに自分よりモテてむかつく！私なんか独身で何の足かせもないのに、相手にされないなんて！ムキー！」

ってことだと思います。もうこちらとしてはモテとかどうでもいいので勝手に恋愛の同じ土俵に上げないでほしいですね。

身なりをキレイにしている

髪を巻いて、きれいに化粧して、今どきのファッションに身を包む。

それだけで「シングルマザーのくせに」と言い出す人がいるのも事実です。さらにそれに対して「モテようとしている」などと考える人も。（弊社お局様）

また、容姿に気を配れるほど「精神的、経済的余裕があるのが気に食わない」のが根底にあると思います。

所持品が高価

シンママやその子どもの持ち物が高価だと「シングルマザーのくせに」と難クセをつけてくる人もいるんですよね。

そういう人に限って、私たちの持ち物を細かく観察しています。ちなみに元夫もこのタイプ。シンママはシンママらしく「髪を振り乱して生きていてほしい」と思うタイプで、貧乏でいてほしい、苦労しててほしいというのが透けて見えますね。

器ちっちゃ！

旅行などレジャーを楽しんでいる

旅行や外食、買い物などのレジャーにたびたび行く様子を見て「シングルマザーのくせに贅沢して」という人もいますね。

そのお金の出所を「養育費だ、手当だ、実家だ」と憶測で色々いう人もいます。もちろんそんなケースもあるでしょうが、他人には関係ありません。それに大半のひとり親家庭は自分で仕事をし、やりくりしたうえでお金の使いどころを決めています。

「シングルマザーのくせに」という人の特徴

「シングルマザーのくせに」「母子家庭ずるい」という人から距離をおきたい、そんな人はなるべく避けて生きていきたい。特徴を知っておくと、回避しやすくなりますよね。

一言でいうと「現状、幸せじゃないけどそれを認めたくないし、改善しようとしない人」

たとえば生活が苦しい、人間関係が上手くいってない、学歴や容姿にコンプレックスがあるなど不満があるけど、解決できない、行動していないって人が圧倒的に多いと感じます。

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人は「シングルマザーのくせに」となるケースがありますね。

自己肯定感とは、自己価値感や自信のことで自己を受け入れ、尊重し、自分の能力や価値を信じること。

自分で自分を認めてあげれてないとどうしても他人に攻撃的になりがちです。また、自分より”苦労しるべき”存在のシンママが楽しそうに生きているなんて許せない！って気持ちになるケースも。

ストレスやプレッシャーがある

ストレスやプレッシャーを常に抱えている人も「シングルマザーのくせに」とその怒りの矛先を向けてくることがありますね。

• お金がない
• 夫婦関係が上手くいってない

たとえば、上記のような問題を抱えているケース。「自分は苦しんでいるのにシングルマザーは抜け駆けしてずるい」といった思いが根底にある気がします。

でもね、私たちも決断を下すまでものすごく苦しんで悩んできています。それをあけすけに話す必要はないけれど、そういった過程を想像できずひがんでばかりだから人生好転しないのでは？って思っちゃいます。

視野がせまく頭が悪い

シングルマザーのくせにと叩く人って、口が悪いですが視野がせまく頭が悪いのかな？と個人的には思います。（炎上案件）

なぜなら、よその家庭の状況や資産状況ってすべてあけすけには見えません。見えているのなんてごく一部。それだけで「贅沢している」「恋愛にうつつを抜かしている」なんていうなんて愚の骨頂。

また、国からの手当に関しても満額支給されても約44,000円。子どもひとりだと年収360円程度のラインで打ち切りになります。無知ゆえの発言でもあるなーと感じる時がありますね。

自分自身に欠乏感がある

自分自身を不幸に思っている、自分に足りないところが多いと感じている。その結果、シングルマザーなのに楽しそうに生きている人を見ると嫉妬してしまう心理はあると思います。

たとえば

• 学歴
• 収入
• 容姿
• キャリア
• 家庭環境
• 家族のスペック

こういったものに対して「自分はイケてないな～」と思っているところにそれを上回るスペックのシングルマザーがいると”本来なら下の立場で不幸なはずの”シングルマザーが楽しそうに生きていると癪なわけです。

ですが、これを自覚し行動している人は決して嫉妬してきたりはしません。

コンプレックスがあるけど、努力しない、行動しない人が妬みやすいですね。

「シングルマザーのくせに」から心を守る対処法5つ

ここからは実際に「シングルマザーのくせに」という心ない言葉や圧から心を守るために私が心がけている5つの方法を紹介します。

これを意識し続けたせいか、最近は「羨ましかったらシングルマザーになってみろ、バーカバーカｗｗ」っていう気持ちにしかなりません（笑）

極力関わらない

「シングルマザーのくせに」と言ってくる人とは、極力関わらない。これが一番です。

とはいえ、職場やママ友などなかなか距離を置きづらい人っていますよね。そんな場合は「家庭の状況を細かく話さない」

たとえば

• 仕事内容・収入
• 手当や養育費に関すること
• 休日のレジャー状況
• 最近買ったモノ
• 子どもの習い事
• 自身の恋愛事情

上記は家族や親しい友人にだけ話せば十分です。「シンママのくせに」といってくる人に限って生活状況を探ってくるような質問をしてきますよね？私は「あ～……、どうなんだろう……〇〇さんはどうなんですか？」と最近はオウム返し作戦で乗り切っています。

とにかく情報を与えない、これに尽きます。

自分で自分を癒す

「シングルマザーのくせに」という空気を感じ、自分を恥じたり責めていませんか？

そういう時は、スパッと心を切り替えられる鉄板アイテムやすぐできる心がウキウキする行動が大事です！

私の場合、

• 塩を入れた風呂で身を清める
• キャンドルを焚いてジャズを聴く
• 「お伊勢さんのお清めスプレー」をまく

など、自分を助けるアイテムや行動を複数持つようにしています。お守り代わりといったところ。

▶息抜き・気持ちを切り替えるアイテムや方法はこちらで詳しく紹介しています。

自他境界をしっかりと引く

「シングルマザーのくせに」という言葉や雰囲気を醸し出す人とは、自他境界をしっかり引きましょう。

自他境界とは

自分と他者は別物である。という認識

これがないと「シングルマザーのくせにと言われないように生活しなきゃ！」とあえて地味な格好をしたり、自分自身で恋愛を規制したり、小さく生きなくちゃいけなくなります。もちろん自分の意思でそう行動するのは問題ないですが、結局人の顔色で左右されて生きるのって息苦しい。

ちなみに聴く読書のAmazonオーディブルなら無料で聴くことができます。30日の無料期間中に解約すればお金はかかりません。

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シンママコミュニティに参加する

シンママのリアルな苦労や努力を共感しあいたいならシンママのコミュニティに参加するのがおすすめです。

自治体によってはリアルなシンママコミュニティがありますよね。ですが、リアルな世界だとしがらみやマウントが面倒という人はネットのコミュニティがおすすめ。

ちなみに私はX（旧Twitter）を利用しています。特定のコミュニティに所属しているわけではないですが、シンママ仲間ができ、こういったクソ案件についてつぶやくと一緒に怒ってくれたりと心強い仲間がバックにいるようでかなり心強いです。

どういう人生にしたいか設計を立てる

個人的にかなり効果があったのが「どういう人生にしたいか設計を立てる」ことでした。

他人軸ではなく、自分はどうしたいのか、ということに頭や心を使う。

たとえば私の場合ですが「お金の心配をせず、やりたいことをやりたい時にできる生活」というのが大きな目標にありました。

自分の希望やこれはしたくない！ってことを羅列していくと、やるべきことが明確になってくるのですよね。となると、それを実現するためにリサーチしたり実際行動したりと結構忙しい！

「シンママのくせに」という言葉に惑わされない

わたくし、最近はこの「シングルマザーのくせに」という言葉や態度をリトマス試験紙にしています。

どういうことかというと、こういう風に考えている人って私の経験上、総じて不幸！！コンプレックスが強かったり、自分の人生に不満を抱えている人しかいないと思っています。

だから「あ～、この人不幸なんだな、距離おこう！」と付き合い方の判断基準となりえますね。そんな人の言葉に惑わされて、自分の生き方を変えたり我慢したりするのはイヤですしね。

あと、言われたからといって「その人が満足する生き方をしない」要は自分の軸で決める、生きることを肝に銘じています。

まとめ｜「シングルマザーのくせに」は嫉妬！

私自身、シングルマザーとして生きていますが「苦労して、慎ましく生きろ！」という圧を感じたこともあります。ですが、毛頭そんな気はなく。

むしろ、モラハラ夫という人生の厄を落とし自分の好きなように生きられるようになった今、他人のそんな圧に気を遣って生きるほど暇ではありません。

• 好きなメイクやファッション
• バリバリ仕事をし稼ぐ
• 旅行や体験にお金を使う
• お金の勉強をししっかり増やす

他人の目を気にして小さく生きるつもりはない！とにかく忙しいのでそんなのに構っている暇はないのです、といった気持ち。

「心ない言葉を言われて落ち込む」という人はこのブログにコメントを残してくれてもいいし、X（旧ツイッター）で私がコテンパンに悪口いうのでよかったらどうぞ（笑）