この記事でわかること、読んで欲しい人。
親との同居にストレスを感じている
同居するメリットデメリットを比較して家を出るか考えたい
お金を掛けずに実家を出る具体的な方法や手順を知りたい
離婚をし、実家で出戻ったけど親との関係にイライラ、モヤモヤ、そんな気持ちを抱えて日々生活していませんか?お世話になっていると思うためあまり強く主張できなかったり、親との相性がそもそもよくない場合もあるでしょう。
結論からいうと「実家暮らしにモヤモヤしているなら、独立」をおすすめします!
この記事では、夫と別居後1ヶ月ほど実家にいましたが、現在は子どもと完全に2人暮らしの生活を送っている経験を交えて上記を解説いきます。
経済的にも精神的にも親の助けなしで暮らせるか不安な人は見てね。
▼「今すぐ実家を出たい!なるべくお金をかけずに!」あなたはこちらのまとめ記事を読んでね。
シングルマザーが親と同居で感じるストレスとは?
そもそもが毒親、という場合もありますが、一度家を出て自立した身としては、やはり生活のペースが違う人間と暮らすのはどうしてもストレスが生じます。これは仕方がないことではありますが、夫婦関係が上手くいかない上に親子関係まで上手くいかないのはメンタル的に結構キツイです。
まずここではシングルマザーが親と同居で感じるストレスを主に以下の4点に絞って解説します。
- いつまでも子ども扱いされる
- 子育ての方針で合わない
- 生活・家事のペースが合わない
- 肩身が狭い
いつまでも子ども扱いされる
親にとっては「子どもは子ども」であることに変わりありません。
しかし、一度は結婚し独立しておりさらに子どもまでいるこちらとしては、もうすっかり「大人」。
「あれ、やってあげなきゃ!」と子ども時代のときのように世話を焼かれて、ありがたいはずなのに逆にうっとおしいと思ってしまう場合も。
子育ての方針で合わない
しつけや教育方針、習い事など子育ての方針が実家の親と違う場合は、結構なストレスになるのは想像に容易ですよね。
「一緒に子育てをしてもらっている、子育てを手伝ってもらっている」身分として「放っておいて!」と強くは言いずらいのも分かります。
同じ屋根の下で暮らしていて、距離が近い関係だとどうしてもそうなりがち。
生活・家事のペースが合わない
先ほどもいいましたが親から独立して自分の家庭を持っていた場合、生活面すべてにおいて自分のペースややり方が確立していますよね。
生活リズムも同様です。
例えば
- 洗濯は部屋干し派か外干し派か
- 掃除機をかける頻度
- 朝型か夜型か
- 和食中心か洋食中心か
などなど、あげるとキリがありません。
こうした小さなことのすれ違いや、自分の思い通りにできないモヤモヤがストレスとなっている場合も多いですよね。
肩身が狭い
例え親は大歓迎してくれていても、どこかで「親の世話になっている身だし」と多少の遠慮はありませんか?
毒親じゃなくても、やっぱ申し訳ない気持ちはあるよね~
他人からの「親の世話になっていいね!」といったやっかみや嫌味はスルーで構いませんが、自分の中で少なからずそういった気持ちがあると自己肯定感も下がる気がします。
「とりあえず今すぐストレスをどうにかしたい!」という人はこの記事で息抜きを。
シングルマザーが実家で親と同居するメリットとは?
シングルマザーは親と同居するうえで、メリットデメリットを天秤にかける必要があります。
どちらがいいのか悩んでいる人はまずメリット・デメリットを冷静に判断してみることがまず大事!
- 金銭的に余裕ができる
- 子育ての物理的負担が減る
- 家事の負担が少ない
- 仕事に専念できる
金銭的に余裕ができる
シングルマザーが親と同居する一番のメリットは、金銭的な余裕ができること、といっても過言ではありません。
- 収入が少ない
- 貯金をしっかりしたい
上記に当てはまる人は、親と同居することで経済面で安心して暮らすことができますよね。
親と同居している間はこのメリットを最大限に活用し、貯金や投資に励みましょう!
子育ての物理的負担が減る
シングルマザーが親と同居する続いての大きなメリットは、子育てを支援していくれる人がそばにいる点です。
メインはもちろん私たち母親が担うにしても、自分以外に人手や目を配ってくれる人がいるのは大きな安心感ではありますよね。
たとえば、子どもが熱を出して夜中に薬局に走りたい、自分が熱を出して少し寝たい、こういった場合誰か大人の手と目があるのは非常に心強いし助かります。
家事の負担が少ない
実家で暮らすことによって、家事の負担が減っている点もメリットです。
たとえば、料理全般は親、洗濯は自分など役割分担ができていたり、手が空いている方が家事をするという場合は、ワンオペよりも格段に家事は減り物理的に楽になるのは間違いないですよね。
ただこれも親によるって感じもあるよね。
仕事に専念できる
子育てを手伝ってくれ、かつ家事の負担が減ることでしっかりと仕事に専念できるのも実家暮らしのメリットです。
また、仕事選びの際には
- 残業や休日出勤
- 出張の有無
上記がある仕事も、実家で親と暮らしていればアリですよね。つまり仕事選びの選択肢が大きく広がる。個人的にはこれが親と同居する最大のメリットではないかと思っています。
また、子どもの体調不良には親にお願いして働きに行けるケースはシンママにとっては非常に助かりますよね。
▼正社員を目指すなら親と同居中が圧倒的に有利です!!
親が協力的でなくても自分以外に「大人が他にいる」メリットは実際あるよね。
シングルマザーが実家で親と同居を続けるデメリットとは?
続いて親と同居をするデメリットは4つ。
精神的なイライラもですが、親と同居することでシングルマザーであれば受けられる社会的な援助や福祉の恩恵が得られなくなるケースもあるのでしっかりと理解しておきましょう。
- 親との関係が悪くなる可能性も
- ひとり親の手当が減額される場合も
- 保育園に入園できない場合も
- いずれは親から独立しないといけない
親との関係が悪くなる可能性も
今はちょっとしたもやもやでも、我慢をする機会が増えればふえるほど親に対してネガティブな感情が沸いてしまうのは仕方ありません。
「親と子」であった関係から、大人同士の関係へと上手くアップデートできればいいですが、そうでないとストレスを抱えながら生活することになります。
親に対して態度の悪い自分もいやになるしなー
ひとり親の手当てが減額される場合も
ひとり親がもらえる国からの手当「児童扶養手当」が親と同居することで減額される場合があります。
児童扶養手当は、世帯ごとの収入でみなします。つまり、
たとえ、同じ住所で「世帯分離」をしていても「同居」と判断されることもあり、その判断は自治体によりまちまちです。
気になる人はお住いの自治体に確認してくださいね。
また、以下のひとり親家庭への援助や割引は児童扶養手当を受給(もしくは住民税非課税など世帯収入が一定の水準以下である)した上で利用できるものです。
- 福祉医療(前年の所得非課税世帯)
- 就学援助(市民税減税、免除世帯、児童扶養手当)
- 放課後児童クラブ負担金減免(児童扶養手当)
- 自立支援教育訓練給付金(児童扶養手当、同様の所得)
- 高等職業訓練促進給付金(児童扶養手当、同様の所得)
- 住民票・戸籍等証明手数料免除(児童扶養手当)
- JR通勤手当の割引制度(児童扶養手当、同様の所得)
「経済的に親と別居するのは難しい~」と思っていても、別居することでこのような手当の対象となる場合があります。
保育園の入園の優先順位が下がる
親と同居することで、保育園入園への優先度が下がるケースも。
保育園への入園は、保護者の就労状況や家庭環境により保育の必要性の高い人から優先的に入れます。その優先度を客観的に見るのが「利用調整指数表」。
その指数が高い世帯から優先的に保育園への入所が決定するのはご存じのとおりです。
たとえば江戸川区の場合、以下の場合は10点が加算されます。
ひとり親世帯で同居又は同住所の祖父母がいない場合
【同居又は同住所】は、別世帯でも住所が同じ場合やマンション等の同じ建物に住んでいる場合を含みます。
出店:江戸川区 利用調整指数表
ちなみにこの調整指数は10点から-10点まであり、親と別居は最高クラスの加算点となります。
また、指数が同点の場合「祖父母の状況」も考慮し、保育園への入園を検討します。と同じく江戸川区のHPには記載されています。
特に保育園激戦区の場合、保育園入園の際には親との同居が不利に働くのでそこもデメリットです。
いずれは親から独立しないといけない
金銭、住居、メンタルいずれの面でも「親に依存している」状態は正直不安定です。
遅かれ早かれいずれは親もいなくなります。必ずやどこかのタイミングで真の自立を迫られるタイミングが来ると思います。
ただそうなったとき例えば、
- 30代で自立
- 50代で自立
どちらが、特に経済面において自立がしやすいとおもいますか?
答えは圧倒的に若い時。
50代から「子育ても落ち着いたし、月30万円稼げる仕事に転職しよう!」と思っても現実は厳しい。実家を出る出ないに関わらず、経済的な力は若い今のうちにつけておく方が絶対的に選択肢が広がります。
親と同居でストレスを感じるシングルマザーは実家を出るのがおすすめ
実家で暮らすメリットデメリットを踏まえた上で、私の経験としても実家を出るのをおすすめします。
とはいえいきなり実家を出て一人で家事育児に仕事までこなせるか不安ですよね。
そういう人は「実家の近くでアパートを借りる」ことをおすすめします。
ここからは、シングルマザーである私が実家の近くでアパートを借りて子どもと2人で生活した実際の感想をお届けします。
実際に子どもと2人で4年間アパート暮らしをして感じたこと
私は、子どもが3歳の時から実家近くのアパートを借りて2人で暮らしています。
とはいっても夫と別居して最初はメンタル面でやや不安定だったので、アパートを借りてから1ヶ月ほどはほぼ実家に住んでいました。
親と仲は悪くないけど、10年以上別々で暮らしてからだと「疲れる部分」もあったのも事実。
ですが、近居ながら親と完全に別で暮らし経済的にも精神的にも自立することで感じたことは以下の4つ。
親への感謝の気持ちが芽生えた
シンプルに親に対してネガティブな感情を抱く機会が少なくなりました。
「親はよかれと思ってしてくれてるのに、うっとおしいと思うなんて」と自分を責める気持ちもなくなったので楽になり、親ともよい距離感でいられるようになりました。
自分のペースで暮らせて快適
親といえども別の人間です。
やはり、自分のペースで誰に気を遣うことなく生活ができるのは本当にストレスフリー。
朝活で4時、5時に起きたり、自分の好きな音楽を大音量で掛けたり、家事がイヤならサボったり、自分好みのインテリアにこだわったりと本当に自由に生きています。
「〇〇したいけど……(親に気を遣ってできない)」状態がなくなります。
「自立できている」状態が自信につながる
自立とは
- 働く
- 自分で家賃を払う
- 衣食住を自分でまかなう
すなわち自分で自分の生活の面倒をみることです。
「こうして自力で生活できている」という事実は思っている以上に、自分の自信となっています。
「親がいなくなったら、どうしよう……」という不安もありません。
「もういい大人なのに、親の世話になっている」という自分を責める気持ちがなくなって、すっきり!
実家がすぐそばなので、子どもも寂しくない
現在は実家から徒歩圏内に住んでいます。
週末は子どもも「おばあちゃんち行ってくるわー」と、好きなタイミングで行き来ができており寂しさを感じている様子はありません。
実家から近いと子どもが体調不良の際はうちに来て看病してもらい、私が仕事に行くこともありました。
シングルマザーが実家を出るベストなタイミングとは?
「じゃ、実家を出ようかな」と考えたとき、子どものこともあるのでどんなタイミングがベストか気になりますよね。
ここからは、シングルマザーが実家を出るタイミングとおすすめしないタイミングを解説します。
「実家を出たい」と思ったタイミングで◎
結論としては「出たいと思ったタイミング」がベストです。
「収入が安定したら~」などはっきりといつになるかわからない時期を目標としていても実現はしません。
とはいっても「よっしゃ、明日から自活しよ!」は非現実すぎる
現実的に以下のように具体的な時期や目標を定めていきましょう。
- 貯金が100万円貯まったら
- 子どもが小学校3年生になったら
ある程度時期を定めることによって「親と一緒に暮らすのもあと〇か月だし」と割り切れたり、感謝の気持ちが芽生えたりするメリットもあります。
実家を出るのにおすすめしないタイミング
反対に実家を出るのにおすすめしないタイミングこそ気になりますよね。
私の経験上、次の2つの時期は避けた方が◎だと感じます。
- 親子ともに学校生活に慣れるのが大変
- 長期休みの弁当づくりに慣れない
- 長期休みや急な学級閉鎖などがある
正直、小学校入学と同時に引っ越しは本当におすすめしません!「小1の壁」は想像以上でした。
保育園のときのようにはいかない……
フォローに時間かかるんやが……
また、警報やコロナの関係で急な休校や学級閉鎖などが保育園の比ではありません。「今から子どもたちを帰宅させます」とか学校から連絡きたり……。そこで人手があるのは本当に心強い!
そしてもうひとる、引越しを避けたいタイミングはこちら。
先ほどの小学校入学もそうですが、環境の変化が大きい時に引っ越しをするのはおすすめしません。
子どももそうですが、親も環境が変わるときも注意です。
例えば転職×小学校入学×引っ越しとか。
親が安定していないと、子どもへのフォローが十分にできない、環境に慣れるまで時間やストレスがかかってしまいます。
入学&引っ越しで環境の変化のダブルパンチは想像以上にこたえるで。
実家を出るなら、親子ともに安定した生活を送っているタイミングがベストです!
シングルマザーが実家を出て自立するために必要な費用は?
結論からいうと、シングルマザーが実家を出て暮らすには50万円程度必要です。
でも大丈夫!お得な情報を知っておけば、初期費用をグンと抑えて15万円~引越すことが可能です。
初期費用抑える方法はいくらでもある!!
引っ越しで大きくお金がかかるポイントは以下の3点。
- 引っ越し費用
- 賃貸契約に必要な初期費用
- 家具・家電の購入
▼費用を抑えてお得に引っ越すポイントや絶対利用したいサービスのまとめはこちら。
「実家を出たくても出られない」のは経済的に余裕がないという理由が圧倒的でしょう。
副業をして毎月3万でも稼ぐと選択肢がグッと広がるので、この記事を読んでみてくださいね。
シングルマザーが実家を出るために必要な準備と手順とは?
実家を出るのに必要な準備や流れは以下の通りです。
- 生活費を計算する
- 物件を探す
- 必要な家具家電を用意する
- 引越し
- 引越し手続き
基本的には通常の引っ越しと変わりませんが、実家から出るにあたって考えるべきは「自分の稼ぎで生活できるか」。
家賃は手取り収入の1/3が相場といわれますが、固定費である家賃はなるべく少ない方が◎。
引越当時は手取り14万円だったけど、意外と生きれてました(笑)
手取り14万円の私が行って効果的だった節約方法はこちら。
シングルマザーは親に親に感謝しつつ実家を出る準備をしよう
親との暮らしは助かるけれど、色々ストレスも多いでしょう。
シングルマザーが親との同居でストレスを感じたらするべきことは
- 同居のメリットとデメリットを比較
- ストレスが多い、デメリットが多い場合は別居を検討
子どもが小さいうちや生活が安定しない間は、親に甘えてもいいかと思います。
ですが、生活が安定したら自分の力でしっかりと歩んでいく方がお互いストレスを感じることなく暮らせる気がします。
きちんと計画し、準備すればシングルマザーでもしっかり生活できるので安心してくださいね。
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