シングルマザーの働き方”パートか正社員か問題”徹底比較＆お悩み解決　

シングルマザーとして、家計を一手に担うにあたり、上記のようなお悩みを抱えていませんか？

そんなシンママには基本的には正社員をめざすことをおすすめします。

この記事では

• 専業主婦
• パート
• 正社員
• 副業

と、様々な働き方を経験してきた私がシングルマザーこそ正社員を目指すべき理由とパートと比較したメリット・デメリットを実体験を交えて解説します。またシングルマザーが家庭と両立できる正社員求人の探し方もご紹介。

とはいえ「すぐに正社員はむずかしい」という人のために、パートでも経済的に安定させるコツも紹介しますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

シングルマザーはパート？正社員？どちらが多い？

世のシンママ達はどのような働き方をしているのか、気になりますよね。

まずは正社員で働くシンママの割合をみていきます。

シンママの半数以上は「正社員」

意外にも？働くシンママの半数以上は正社員として働いているというデータが。

母子世帯の母の就業状況

正規の職員・従業員・・・44.2％
パート・アルバイト等・・・43.8％

引用：平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

離婚してから正社員になるシンママも多い

「結婚や出産で退職し、正社員のレールから外れてしまった」という人も安心してください。

母子世帯になる前の母の就業状況

正規の職員・従業員・・・32.1％
パート・アルバイト等・・・47.4％

引用：平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

離婚前、正社員で働いていた人の割合は3割程度。

ですが、離婚後は10％以上も正社員で働く人の割合が増えています。

正社員で働くシンママの割合
離婚前　32.1％　⇒　離婚後　44.2％

正社員とパート働き方の違いとメリット・デメリットを比較

パートと正社員では給与以外にも違いがあります。

まずはそれぞれのメリットとデメリットを比較していきます。

	正社員	パート
平均年収	305万円	133万円
社会保険	あり	働く時間による
福利厚生	利用可	パートは利用できない場合も
ボーナス 退職金	あり	寸志もしくはなし
採用されやすさ	求人数　少	求人数　多
時間の融通	原則1日8時間	希望の時間・日数

ざっくりいうと「時間の余裕があるパート」VS「お金の余裕と安心感がある正社員」という構図になっていますね。

▼「パートで生活できるのか？」リアルな生活費で試算。もっと詳しく知りたいあなたはこちら。

【チェックリスト】シングルマザーはパートか正社員どちらがいい？

「メリット・デメリットは分かったけど、今の自分の状況でベストな働き方がわからない……」というあなた。

ここからは、正社員として働くのがおすすめな人、反対にパートでも大丈夫！という人を具体的に特徴別で分類しました。

どちらに多く当てはまっているかチェックしてくださいね。

こんなシングルマザーには正社員がおすすめ

まずは「正社員として働いた方がいい！」という人の特徴は以下のとおりです。

もっとくわしく解説していきます。

1.とにかく経済的に安定したい

とにかく経済的な安定を求めるなら、パートより正社員が断然おすすめです。

また有期雇用のパートだと、次の就業先の心配が常に付きまといますよね。日本でも終身雇用が崩壊しつつあるというものの、正社員の地位はいまだに高く、そう簡単にはクビにはなりません。

2.子どもが未就学児もしくは中学生以上

子どもが未就学児もしくは中学生以上で正社員かパートで悩んでいるならぜひ正社員として一歩踏み出すことをおすすめします。

なぜなら、ある程度子どもが手から離れ働きやすくなるから。

確かに身の回りのお世話には手が掛かります。ですが保育園だと、

• お弁当ナシ
• 朝早く、夜遅くなど都合のいいタイミングで送迎できる
• 悪天候、病気などでの閉鎖が小学校より少ない

保育園に通っている間って、小学校よりよっぽど働きやすいんです。

3.将来家を買うことを考えている

将来家を買うことを考えているのであれば、正社員を目指した方がいいです。

なぜならパートで毎月収入があるといえど、社会的信用は高くなくローン審査は通りにくい現状だから。

「理想の家が見つかった！」ときにローンが通らず、泣く泣く諦めるのは悲しいですよね。「家を買いたいな」という気持ちが少しでもあるのなら、そのときに備えて安定した雇用形態になっておく方がいいでしょう。

4.元夫が信用できない

これは養育費をもらっている場合ですが、養育費込で生活費を考えているのはとっても危険です！！

元夫の環境の変化により、こちらの生活も左右されることになります。

たとえば元夫の

• 再婚
• リストラ、収入減
• 死亡

などで養育費の減額、亡くなってしまった場合は養育費ゼロとなります。

しかも離婚しているため遺族年金ももらえません。

養育費なしで生計を立てることを前提に考えて正社員をめざしていきましょう。

▼養育費が未払い、取り決めしてないなど養育費にまつわる相談を24時間無料でするならこちら！

5.老後が不安

子どもが巣立ったあと、やってくるのは自分の老後問題。

ちなみにですが、年収300万円の私が65歳以降にもらえる年金額は月額10.8万円。

ちなみにこのシミレーションはマネイロという無料FPサービスを利用して試算してもらいました。詳しい内容はこちらで紹介しています。

子どもに迷惑をかけないためにも、子育てが終わってから定年退職するまでが最後の貯め時。退職金も少なくなってきているとはいえ、正社員だと数百万円は見込める場合も。

▼「悲惨な老後が今から怖い」そんなシングルマザーが今からすべき対策とは？

こんなシングルマザーにはパートがおすすめ

では反対に「こんな人はパートで働いても大丈夫！」という特徴を解説します。

現在正社員だけど、パートになろうか悩んでいる人は「転職後からすぐ時短正社員として働く」という方法もあります。詳しくは以下の記事で解説しています。

1.手に職がある

手に職がある人は、急いで正社員にならなくても大丈夫です。

手に職とは、たとえば

• 看護師
• 保育士
• 介護福祉士
• 薬剤師など

資格を持っていることで

• 正社員として就職しやすい
• パートでも高時給

資格や立派なキャリアがある人はパートで働き「子どもの手が離れたら正社員でしっかり稼ぐ」ルートがあります。

反対に言うと、資格もスキルもない人こそ早めに正社員をめざした方がいいでしょう。

2.給料以外に収入がある

給料以外に収入があれば、パートで生計を立てていけるでしょう。

給料以外に収入と言えば

• 養育費や児童扶養手当
• 不動産収入
• 株式投資での配当金
• 副業での収入

「正社員」だけにこだわらなくても、副収入があればパートでも十分生活可能です。

ですが、なかなか給与、養育費、国からの手当以外に収入を持っている人も少ないと思います。

そんなあなたは副業でまず月1万円の収入を目指してみましょう。

▼月3万円稼いで家計がラクになる！副業歴3年の私が調べたおすすめの副業の記事

▼「パート+副業」で食っていく方法とメリットはこちら。

3.子どもの療育などまだ手がかかる

子どもが療育に通っていたり、自分の持病のため定期的な通院が必要な場合、時間の融通が利く仕事でないと厳しいかもしれませんね。

基本的に正社員となると、1日8時間働くことになりますよね。療育や子どものケアに専念しつつパートで稼ぐ方がいい場合もあります。

その代わり、家でできる副業などと組み合わせて収入を増やしていきましょう。

4.子どもがもうすぐ小1

「子どもが小1のタイミングで正社員に♪」と考えているなら、ちょっと待って！

正社員を目指すなら「今すぐ！」「なるべく早く！」と口を酸っぱくして言っていますが、

一言でいうと「小1の壁」は想像以上に大変だったから。

▼「小1のタイミングでの転職はおすすめしない」その理由はこちらで詳しく解説。

正社員になるのであれば、子どもが小学校入学の3か月前まで、もしくは小学校2年生になってからをおすすめします。

▼小1の壁に備えたい！時短でも正社員で働けます！！

【Q＆A】シングルマザーが実際にパートと正社員どちらも働いた感想

正社員だと残業がありそう。育児との両立ができる？

「できます！！」

そもそも、子持ちを採用するということは採用側もバリバリ夜遅くまで働くことは期待していないので大丈夫です。

ナユ

うちの会社は基本的にワーママは定時退社です。

「〇〇時までなら残業可能。30分早く出勤して対応します。」

など、会社に協力的な姿勢も大事です。

いまは残業なし、時短、リモート可、ママ向けの求人サイトで探すとたくさんヒットしますよ。

/▼リモートで働いて「通勤時間をゼロにして実質時短を叶える」ならこちら！

リモートワーク求人が探せるおすすめ転職サイト＆エージェント9選【ランキング】

正社員になるおすすめのタイミングは？

「正社員になろうかな？」と考えているなら、今！

というのも、やはり正社員求人はどうしても年齢で足切りされるケースが多いからです。

ナユ

「35歳を過ぎたら書類選考で落ちることが増えた！」というのはよく聞く話です。

ただ、育児との両立を考えると転職そのものを避けた方がいい時期もあります。

▼詳しくは以下の記事で解説しています。

先輩シンママ直伝！シングルマザーが正社員になるベストタイミングを解説

正社員だと子どもに寂しい思いをさせてしまいそうで踏み出せない……

これはワーママのあるあるですよね……

実際に子どもを保育園に通わせながら正社員として働いていたときは、本当にバタバタ。

その中で、子どものケアのため（自身の罪悪感を滅するため）意識したのが2点。

• 1日5分でも子どもと向き合う時間をつくる
• 家事代行を利用する

ナユ

食後にテレビを観ながら、おやつを一緒に食べる！

本当にカンタンなことですが、これを結構子どもは楽しみにしてくれていました。

帰ってからのお楽しみ♪な時間は思い出になっているんじゃないかと思います。

また、子どもとの時間が取れてないなと感じたら、週末の掃除は家事代行やシルバー人材センターにお願いしたことも。

正社員で採用されるスキルや経験がない気がする

そういう人こそ、とにかく早めに正社員求人に応募しましょう。

ナユ

私も実はこれといった資格や経験もなかったよ。

その中で、正社員になるため意識し功を奏したのがこの3点。

• 正社員求人は若さも武器！早く応募する
• 他人に経歴の棚卸をしてもらう
• 資格を取る

「他人に経歴の棚卸をしてもらう」とは、転職エージェントやハローワークなどで職務経歴書の書き方のアドバイスをもらうこと。

• 客観的な自分の強みがわかる
• アピールポイントが明確になる
• 職種や業種に合わて書いてもらえる

「自分では当たり前だと思っているスキルや経験が見つかる」のが大きなメリットです。

「時短」「リモート」も！シンママが働きやすい正社員求人の探し方

• 残業なし
• 時短正社員
• リモートワーク
• 子育てとの両立可能

上記のようなシンママが働きやすい条件に特化した転職サイトやエージェントを利用することが大事です。では実際、どこで仕事を探せばいいのか？別居後、子持ちで転職経験ありの私がシンママ目線で利用すべき転職サイトやエージェントを以下でくわしく紹介します！

正社員で働きたいすべてのシングルマザー向け

• とにかく正社員で安定したい
• 給与・有給の取りやすさなど条件重視
• 地方でも使えるエージェントを知りたい

こんなあなたは、とにかく求人数の多さを重視しましょう。

▼正社員を狙うのにおすすめの転職サイトやエージェントをもっと詳しく知りたい人はこちら！

時短でかつ正社員で働きたいシングルマザー向け

• パートか正社員か悩んでいる
• 小1の壁に備えたい
• 時短でも正社員で働きたい

時間的な制約からパートにせざるを得ないけど、収入的に不安！子どもの手が離れてからだと年齢的に正社員はきびしそうと長期的な目線で考えている賢いシンママには「時短でかつ正社員で働く」ことをおすすめします！

リアルミーキャリアはワーママに特化した転職エージェント。転職後からすぐ時短で働ける求人があります。長期的な働き方の相談をするならやはりワーママに特化したエージェントがいいと思います。

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ただ、まだ首都圏、関西圏の一部エリアのみの展開。

地方で転職後からすぐ時短で働きたい人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

リモートワークで働きたいシングルマザー向け

• 保育園の迎えがいつも最後
• 学級閉鎖になったら詰む
• 子どもが病気のたび欠勤し謝り倒すのがツラい

とにかくシングルマザーである私たちは人手がない！その家庭内人手不足をカバーするための働く方法が「リモ＾－トワーク」。毎日リモートワークでなくてもいいんです。リモートワークができる土壌ある会社に滑り込んでおけば「子どもが病気」「学級閉鎖で子どもは元気だけど預け場所がない」という事態は在宅で仕事することでなんとか免れますから。

そんな人はクラウドワークスでリモートワークってどんな感じか見てみるのがおすすめです。

パートでも収入を安定させるためのコツ【働き方を組みという合わせる】

「とはいえ今すぐ正社員になるのはむずかしい」状況の方もいるでしょう。

上でもちらっとお話しましたが、そんなあなたは【社保加入のパート×在宅ワーク】という働き方も視野に入れてみましょう。

たとえばパートで10万円、在宅ワークで10万円稼げば月20万円の収入となり、正社員並みの収入は得られます。私はクラウドワークスで副業を始めて月5万円ほどは安定して稼げるようになりましたよ。

▼【社保加入のパート×在宅ワーク】で時間の余裕と収入を両方GETする働き方の詳しい内容はこちら

▼パートで生計を立てるコツを詳しく解説した記事はこちら

まとめ：「正社員になった方がいいの？」と考えだしたらそれが”タイミング”

「正社員」という働き方が全てではありませんが、毎月の収入を心配をする必要がないのは正社員で働く大きなメリットです。

こんな気持ちが少しでもあるのなら、まずは動いてみることが大事。どんな求人があるか、まずはチェックしてみることからはじめてみてくださいね！

▼どんな求人があるかさっそくチェックするならこの記事で