- シンママに事務職がおすすめな理由
- 事務職の給与は?生活できる?
- 働きやすい職場選びのコツ
結論から言うと、事務職でも子どもは養えます!そして特にライフワークバランスが大切なシングルマザーには事務職はおすすめの職種。この記事では、事務職で5社渡り歩いてきた働き方迷子だった私が上記の疑問を実体験から解説します。
「事務の給与って低そうだし、家計が心配!」って人には毎月の収入をちょっとでも上げる私がしている工夫もご紹介します。
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シングルマザーは事務職で生活できる?事務職の給与事情
事務でフルタイム正社員で働く女性の平均年収はこちら。
事務/アシスタント系 平均年収(女性) 318万円
引用:doda
う~ん、これって多いの少ないの??
他の職種に比べると低いのは否めないよな
じゃ、実際子どもを育てながら生活できるのか?が気になるところでしょう。
結論から言うと、事務職でも生活はしていけます。
ボーナスなしで考えると月収にして26万円ほど。
そこから税金を引いて手取りだと20万円ほどになります。
そこにプラスして以下が加算されます。
- 児童扶養手当
- 児童手当
- 養育費
ということで月の手取りが20万から多くても30万ほどというケースが多いのではないでしょうか。
私も年収300万円ですが、子ども一人なので今のところ貯金もできています。
ですが、子どもが部活や塾に行くようになると家計は心配・・・
なので、スキルを身に付ける&収入を増やすために副業でWebライターをして月5万ほど稼いています。
▼在宅でできる副業が気になるかたはこちら。
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シングルマザーが感じる事務職のメリット
約10年事務職として働いてきましたが、一言でいうとラク&ワークライフバランスとりやすい。
特に子どもを産んでからは、就業後のお迎えから寝かしつけまでこそが本番!なるべく精神的にも体力的にも余力は残しておきたいのが正直なところです
残業が少なく、肉体的にも負担が少ないからこそ何とか家を回せています。
事務職のメリットは以下の4つ!
- 体力面・精神面でラク
- 定時退社しやすい
- 資格・スキルなしでもはじめやすい
- ワークライフバランスとりやすい
1.体力面・精神面でラク
事務職は体力面・精神面ともに比較的ラクな仕事です。
事職は基本的にデスクワークなので、体力的な消耗が少ない職種。また、仕事内容においても営業のようにノルマないので精神的プレッシャーやストレスも少なめだと感じます。
身体が疲れると、精神的にも余裕がなくなってイライラしやすくなるので、体力の余裕は大事。
2.定時退社しやすい
事務職は定時退社しやすい職種です。
5社渡り歩いてきましたが、突発的なトラブルがない限り基本的に残業はありませんでした。事務職は間接要員で利益を生み出す職種ではないので、むしろ残業する方が「悪」の雰囲気も。
もちろん会社によって仕事量や社風は違うので一概には言えませんが……。
上司も「え?明日でええやん??」って言ってくれる人が多かった
保育園や学童のお迎えがあるワーママにとっては安心して働ける環境です。
3.資格・スキルなしでもはじめやすい
事務職のいいところは、資格やスキルがなくてもはじめられる点。
基本的なエクセルやワード操作は必要ができることは必須ですが、看護師や保育士のように「資格がないと働けない」職種ではないので、言ってみれば誰でもできる仕事ではあります。
その分、競争率が高く採用されるのが難しい職種でもあるのですが「マクロが組める」などより高度なPCスキルや簿記を持っているなどちょっとした差別化で一気に有利になります。
4.ワークライフバランスとりやすい
事務は家庭と仕事のバランスがとりやすい職種だなとつくづく感じます。
- 残業、休日出勤少ない
- 土日祝休み
そして
- 〇時にこの書類を仕上げる
- 月曜日にデータをまとめる
など、ルーティーンが決まっている仕事です。
ですので、参観日など休みたいときには前倒しで仕事をしておけば遠慮なく休めるのもメリット。
やることさえやっておけば、問題ない!
反対にスーパーやコンビニなど休むと「シフトに穴をあける」ような職種だと、休みにくいと思います。
シングルマザーが感じる事務職のデメリット
基本的にはシンママにとって事務職は最高だと思っていますが、デメリットもあります。
- 給料が低め
- リストラの対象になりやすい
- 倍率が高く採用されずらい
- 人間関係でトラブルが生じるとツラい
以下で解説します。
1.給料が低め
精神的にも肉体的にも楽な仕事ではあるため、仕方がないのは重々承知ですが基本的にもらえるお給料は少ない。
- 給与のベースが低め
- 昇進で給与アップの期待薄
- インセンティブなし
- 地方だと月収15万とかザラ
私も月の手取り15万円なので、節約は不可欠。
▼手取り15万円の私が行っている効果的な節約はこちらをご参考に。
▼手取り15万円が1,800万円まで資産を築いた秘訣はお金の勉強。無料で勉強・相談できる場所はこちら。
2.リストラの対象になりやすい
事務職は営業などと違い、直接的に売り上げを上げる仕事ではありません。
そのため、経営が傾いてきたときに真っ先にリストラの対象となりやすい職種でもあります。
また、正社員で事務職を採用する会社自体が少なくなってきており、事務というとパートや派遣など非正規での求人が多いです。
▼「事務職がいいけど正社員は厳しい。パートで生活できる?」と感じている方はこちらも。
3.倍率が高く採用されずらい
事務は非常に人気の職種のため、そもそも採用されにくいのもデメリットです。
有効求人倍率とは、求職者一人に対して、求人がどれくらいあるかの指標。
有効求人倍率が「1」を下回ると、求人数<求職者で就職しずらいと思ってね!
ご覧のとおり、一般事務に関しては有効求人倍率が0.35となっており採用のハードルが高いことがわかります。
そこをクリアするためには、資格を取るなど対策をしましょう。
▼他の求職者と一気に差をつけるなら資格!どんな資格がいいか迷っているあなたはこの記事を。
▼実際に簿記を取ってからの転職や再就職のリアルを綴った記事はこちら。
4.人間関係でトラブルが生じるとツラい
事務職に関わらずですが人間関係が悪いとツラいですよね。
特に事務職は、ずっと社内にいるパターンが多いため一度人間関係でモヤモヤすると結構キツイ。
お局さまとか、パワハラ気味の上司とかね。
人間関係は運の要素も強いですが、ポイントを押さえてなるべく質のいい人間関係の職場を選びましょう。
選ぶコツは後ほど紹介します。
経験者が伝授!シングルマザーが働きやすい事務職選びのコツ4選
「入社したものの、育児との両立がムリだった」というのは避けたいですよね。
5社渡り歩いてきて感じるのは、数を打つのも大切ですが、
職場選びは”どう動くか”、”どこでするか”をちょっと戦略的に考えて動くだけで、結果が大きく変わるよ。
では、どのような点に気をつければいいかは後ほど解説しますが、まずは私が理想としていた職場の条件はこちらです。
- 有休がとりやすい
- 保育園からの急な呼び出しに理解がある
- 残業が少ない
- 休日出勤がない
- 給与やボーナスがしっかりある
子どもを育てるシングルマザーのみならず、世のワーママが職場に求める希望条件はこんなもんではないでしょうか。
では、こんな条件を満たす職場の見つけ方のポイントはこちらです。
- 中小・零細企業は避ける
- ハローワークは避ける
- リモートで働ける会社も視野に入れる
- 社内に育児中の社員がいるか確認
1.中小・零細企業は避ける
給与面・福利厚生・人間関係すべてにおいてなるべく規模の大きな会社の方が働きやすいです。
大手企業の方がいい理由
- 給与ベースが高い
- 福利厚生が整っており、実際使える
- 「変な人」が少ない
パート・正社員含めて5社働いてきましたが、規模が小さくなればなるほど「会社のクセ」が強くなる傾向に。
もちろん中小企業でもトップがめちゃくちゃいい人で、バチっとあなたにハマれば働きやすい環境になりますが、中小企業ではいわゆる「変な人」に当たる確率が高くなります。もちろん大手企業でも「変な人」はいるのですがまともな人が大半なので、やり過ごせます。
また、給与や昇給面でも中小企業は財務的に厳しいところが多くあまり期待できません。
ナユは今そこそも大手で働いているんだって?
仕事量激少ないのに、ボーナスもしっかりもらえてるわ。
「何をするか」より「どこで働くか」の重要性を身に染みて感じてる。
2.ハローワークは避ける
先ほど言ったような会社を避けるためには、ハローワークでの求人探しは避けた方が◎。
というのもハローワークは企業側の「求人の掲載が無料」。
これは私の体感ですが、「人材にお金をかけたくない、もしくはかけられる余裕がない」企業が多かった……。
じゃ、どこで就職先を探せばいいのだろう?
結論からいうと、転職サイトや転職エージェントに掲載するような企業の方が◎。
人材や福利厚生などその他の面でも整っていることが多いです。利用は無料!とりあえず2.3個登録しておくと合うサイトやエージェントがおのずとわかりますよ。
▼シングルマザーが働きやすい事務探しならこちら。
3.リモートで働ける会社も視野に入れる
「子どもとの時間がなかなか取れない」「家→保育園→会社の移動がいつもヒヤヒヤ!」というシンママも多いですよね。
今はオンラインで完結する事務求人も多く出ています。
- 子どもが病気でも家で看病しながら仕事ができる
- 通勤時間がないので、朝夕のバタバタが激減
特に正社員での事務の採用の門戸は狭いので「なかなか採用されない!」という人はリモート求人を視野に入れると、通勤圏内から全国へ応募範囲が広がります。
▼リモートに絞って仕事を探したいなら!求人数も調査!
▼「フルリモート」「女性専用」「時短専門」シングルマザーが正社員で働きやすい職場を探すならこの記事も参考に!
4.社内に育児中の社員がいるか確認
「この会社、働きやすいんだろうか?」と気になったら面接などで育児中の社員がいるか聞いてみましょう。
育児中の社員がいる会社は働きやすいです。
- 看護休暇
- 時短勤務
などにはある意味慣れっこ。
欠員が出た場合のサポートも整っていたりします。
▼事務職にかかわらずシンママの転職を成功に導くためのノウハウを知りたい方はこちら。
まとめ:中学生以下の子育て中のシンママに事務職は最適な仕事!
「6時までにお迎えに行かなきゃ!」「家事育児にヘトヘト、肉体的精神的に負担のない仕事がいい!」
わがままかなと自分でも思いますが、自分が倒れないよう働き方を整えるのもシンママの重要な任務ですよね。
「家庭と両立できる仕事がいい」「なるべくラクな仕事がいい」という人には事務職は最適です。
▼まずは以下の記事を読んでどんな求人があるかだけでもチェックしてみましょう!
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