- 正社員になるベストなタイミングは?
- 正社員になるのを避けたほうがいいタイミングは?
- 実際に正社員になって感じたメリット、デメリットは?
「将来お金がかかることを見越して正社員になりたいけど、もう少し子どもが大きくなってからの方がいいのかな?」と悩んでいませんか?
この記事では現役シングルマザーの私が上記の疑問やお悩みについて実体験から解説していきます。「正社員になる踏ん切りがつかない!」という人はぜひ参考にしてくださいね。
シングルマザーが正社員になって感じたメリットとデメリットは?
「養育費や児童扶養手当を含めるとパートでも暮らしてはいけそう……」それでも正社員転職に踏み切った私。実際に正社員で働いて感じるリアルなメリット・デメリットを解説します。
大変ではあるけど、正社員のメリットの方が大きいかなと感じてるよ
シングルマザーが正社員になって感じたメリット4つ
- 定期昇給やボーナスなど金銭面での安定
- 雇用が安定している
- 福利厚生の恩恵が受けられる
- 将来設計しやすい
定期昇給やボーナスなど金銭面での安定
正社員のメリットはまさにこの「金銭面での安定」です。
時給で働くパートだと、GWや年末年始を含む期間は稼働時間が減ってしまいその分収入も下がります。
一方正社員だと定期昇給やボーナスなどもあり、結果的に生活の質はグンとアップします。
3か月に1回くらいは旅行に行ったりできる!
そして何より金銭面での安定は、精神の安定に直結することをひしひしと実感しています。
雇用が安定している
「正社員だから将来安泰!」の時代ではなくなってきてはいますが、それでもパートや派遣と比較すると雇用は守られているのは事実です。
人員の削減をするにしても、派遣>パート>正社員の順となりますよね。あと、今の日本では一度正社員雇用のレールから外れてしまうとそこにカムバックするのは容易ではありません。
私の場合、出産で一度退職してから再び正社員として働くまで4年かかったからね。
福利厚生の恩恵が受けられる
正社員だと会社にある福利厚生を基本的には全て受けることができます。
たとえば
- 家族手当
- 時短勤務
- 特別休暇
- リモートワーク
などなど、コロナ禍で同一の仕事をしているにも関わらず「パートや派遣社員だけ出社だった」という話もありましたよね。
会社によってはそこで働く人の立場に関わらず、みんな同様に福利厚生を受ける権利がある場合もありますが、「正社員だけ」と線引きされているケースもまだまだあります。
将来設計しやすい
正社員でよかったと思うのは、将来的な計画を立てやすいという点です。
将来的な計画とは
- 金銭的な計画
- 自分のキャリア
これは、雇用や給与が安定しているからこそゆっくり考えられること。
「いつ雇用が切られるかわからない」「出勤日数が減ると給与も減る」という場合だと目先の生活に必死でなかなか将来的な計画も立てづらいですよね。
「あと○年で子どもが大学進学なので500万貯めよう!」次の就業先を探す必要がなく正社員で安定しているからこそ、長期で計画的に考えることが可能です。
シングルマザーが正社員になって感じたデメリット3つ
正直、メリットの方が大きくデメリットは割と絞り出した感じになりました……。
金銭面の安定はそれだけ大きく、デメリットについては「まぁ、仕方ないよね」と思うレベルです。
- 勤務時間が長く、子どもとの時間が短くなる
- 評価基準はパートより厳しい
- 簡単には休みにくい
勤務時間が長く、子どもとの時間が短くなる
パート勤務だと「9~16時」など、働く時間が調整できますよね。
そのため、仕事が終わってから子どもの習い事なども行きやすいでしょう。ですが正社員となると基本フルタイムとなるので、その子どもと過ごす時間は減ってしまいます。
正社員となると残業がある場合もあるので、就業後の時間がタイトになりがち。
本当は子どもが小さい内は一緒にいたいんだけどね泣
そんなあなたは正社員で「時短やリモートで働く」という選択肢もあります!
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評価基準はパートより厳しい
これも当然ではありますが、評価の基準はパートより厳しくきっちり査定されることになります。
その結果が昇給やボーナスに反映されるので、一概にデメリットというわけではないですが「評価される」というプレッシャーはパートよりはありました。
仕事である以上これは致し方ない……と諦めています。
簡単には休みにくい
先ほどの「評価される」という点からも、正社員だと簡単に休みにくいなという気持ちはあります。
ですが子どもが体調不良のときなどは仕方ないので結局休むのですが、やはり申し訳ない気持ちがあります。
一方パート時代は
本音:休みやすいようパートで働いているんですが??!
という謎の強気。
有休や看護休暇など制度的に休みやすいのは当然、正社員です。しかし、気持ち的に休みにくいというデメリットがあるのは事実です。
シングルマザーが正社員になるベストタイミングとそのワケは?
それでは実際に子どもがいて転職を重ねてきた私が、正社員になるベストタイミングをお伝えします。
それは今すぐ!
いきなり「今すぐ」と言いましたが、できるだけ早い段階で正社員になる行動をとっていくことをおすすめします。
いや、いや急すぎやろ!
実際に体験してきたからこそ「今すぐ」という理由があるのよ!
その理由を以下で解説します。
シングルマザーが正社員になるベストタイミングが「今すぐ」な理由2つ
「正社員になろうかな」と悩んでいる人に「今すぐ」と伝えましたが、その理由は以下の2つ。
- 若いほど正社員採用に有利
- 未経験でも仕事の選択肢がある
以下ではその理由を実体験からさらに深堀していきます。
1.若いほど正社員採用に有利
正社員採用となると、若さも採用の要素となるのは事実です。
しっかりとしたスキルや実績がある場合、年齢は関係なくなってきた感はありますが、特に一般事務、経理事務など事務系の仕事においては年齢で足きりをくらう場合はまだまだあります。
転職できないわけではありませんが、35歳を過ぎると「書類選考すら通りづらくなってきた」という声も私の周りではチラホラと。
実際、ハローワークでも一般事務で「30歳」、経理事務で「35歳」の転職の壁があると言われました。
「正社員になりたいけど、子どもの手が離れてからにしよう」では職種によっては採用の門がかなり厳しくなるので、できるだけ早く正社員になることをおすすめします。
未経験でも仕事の選択肢がある
「なるべく今すぐ正社員に!」という理由の2つ目は「若いほど未経験でも仕事の選択肢がある」から。
20代向けの転職サイトでは事務、営業、WEB系など全てのジャンルで未経験でも応募可な求人はたくさんあります。
一方、40代、50代となるとそのジャンルのプロフェッショナルやマネージメント経験が求められることが多く「自分の経験値では就きたい仕事に応募できる求人がそもそもない」状況に陥ることも。
つまり、仕事を選ぶことが難しくなってきます。
特に未経験や経験が浅い分野で正社員を目指すなら30代のうちに挑戦しておくことをおすすめします。
シングルマザーが正社員になるのに避けたいタイミングとそのワケは?
反対にシングルマザーが正社員になるのに避けたいタイミングは、ズバリ!!
もっというと、小学校入学前の3か月前~小1の夏休みを過ぎるまでは転職自体をおすすめしません。
「え?熱を出しやすい未就学児の間じゃないの?」という人も多いでしょう。
詳しい理由を実体験とともに以下で解説します。
小学校入学のタイミングを避けた方がいい理由
きり良く「小学校入学のタイミングで転職!」をを避けた方がいい理由は以下の2つ。
- 「小1の壁」は思いのほか大変
- 親自身がキャパオーバーとなる可能性も
要は「保育園よりもフォローが圧倒的に必要になり忙しいから」に尽きます。
以下で詳しく解説します。
1.「小1の壁」は思いのほか大変
小学校入学は親子ともに環境が一気に変化し、その生活リズムをつかむのに数か月かかります。
また、子どもの環境が変わることで親もそのフォローで忙しくなります。
一言でいうと「とにかくバタバタする!」
- 自分で登下校
- 新しい人間関係
- 45分間座って授業
- お昼寝なし
上記であげたように保育園と比べると、慣れない環境のなか体力的にもかなり過酷。
さらに放課後は学童に通うことになるので、子どももストレスでしょう。
しっかりとフォローするためにもこのタイミングでの正社員転職は避けたほうが○。
2.親自身がキャパオーバーになる可能性も
先ほど小1の壁で子どもの環境の変化を挙げましたが、親にとっても「小1の壁対応」×「正社員転職」は2つの環境の変化が重なる局面。
つまり、キャパオーバーとなる可能性はかなり大きいと思います。
子どもの環境がガラッと変わることによりメンタル面でのフォローが必要となります。それに加えて
- 長期休みの弁当づくり
- 夏休みのラジオ体操の付き添い
- 時間割のフォロー
- 学習のフォロー
- 平日に行われる登下校の旗当番やPTA活動
など、実際に時間が取られる子どものサポート業が多いのが事実。
私はただの「小1の壁」対応のみでキャパオーバー。
家事代行をお願いしました……。
意外と未就学児のうちに正社員になっていた方が楽
私は子どもが3歳のときにパートから正社員に転職しました。
今は小学生ですが、圧倒的に保育園時代の方が働きやすかったのは間違いありません。
- 朝早く、夜遅くまで開いている
- 親のタイミングで送迎できる
- 平日行事がない
- 着替えなど準備が必要最低限
とにかく朝預けて、夕方迎えに行けばあとはお任せ!
残業も無理のない範囲でやっていました。
未就学児のうちにしっかり働き信頼を貯める→小1の壁に備える
入社して数年経ったら業務にも慣れ、発言権もでてくるでしょう。
小1の壁に備えるためにも、保育園に間にしっかり働いておき小学校からは自分のペースで働けるよう賢く立ちまわって行きましょう!
シングルマザーが正社員転職を目指すなら利用すべきサイトとエージェントとは?
正社員として働くことで安定した生活と将来の見通しが立てやすくなるのは事実。
ただ、子どもがいると「残業バリバリします!」という訳にはいきませんよね。シングルマザーに合った転職方法をぜひ知っておくべきです。
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